SCO逝く

SCO、連邦破産法第11章の適用を申請

 SCO Groupが連邦破産法第11章の適用による破産保護手続きを申請した。Linux陣営に対する訴訟で注目を集めてから3年半が経過した。

逝きました、はい。訴訟をふっかけるというFUD(Fear, Uncertainty, Doubt(恐怖、不安、疑念)の頭文字からの造語。競合相手に関する不穏な噂を流したり煽ったりして、自社へと誘導する下劣なマーケティング手法。)を武器に、本来必要でない契約を Linux導入企業などから毟り取っていたSCOビジネスモデルは、「お前にその権利は存在していない。」という判決で崩壊。結局、訴訟を維持するどころか、自社も維持できなくなりましたとさ。こういう企業は早々に退場していただくのがやはりよいと思います。

連邦破産法第11章ですので、日本で言う民事再生手続きを申請したということになります。なので、厳密には「逝く」ではなく、生き残ろうとしているわけですが、当然、アホな勝ち目もなければ、権利も存在しないような訴訟は継続も新規に起こすことも出来なくなるのでしょうから、「逝った」と見てもいいだろうと思います。間違っていたら指摘してください。

個人的には、清算しちまえ、と思わなくもないですが、UnixWareのユーザなどは、それは困るんだろうなぁ……というのは判ります、ええ。