autofs v4

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我が家のLinux環境に、玄箱とグラタンとがそれぞれDebian GNU/Linux 3.1r2(sarge)ベースのシステムとして加わったので、主サーバの Vine 3.2の旧式っぷりや問題が目に付くようになってきました。枯れているシステムというのはVineのいいところでもあるのですが、時に、新しい便利な機能を取り込みたくなるものです。

玄箱もグラタンもautofsv4を使っています。これはNFSサーバに、ナニをexportしているのかお伺いを立てて、自動的にマッピングしてくれるという優れた機能を持っています。ところがVine 3.2はautofs v3。自分でマッピングを書いておかないと使えないのです。おまけに、一台のサーバが複数のエントリポイントをexportしていると、それらを別々のマウントポイントにマッピングしなければならず、autofs v4環境のマシンと、/netの見え方に差異が生じてきてしまいました。これでは、不便すぎる……ということで、一念発起。といっても、VineSeedからautofs v4のSRPMをもって来てビルドしただけ。

$ wget ftp://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/Vine/VineSeed/SRPMS/autofs-4.1.4-11vl1.src.rpm
$ rpm --rebuild autofs-4.1.4-11vl1.src.rpm
...
$ su
# rpm -Uvh rpm/RPMS/i386/autofs-4.1.4-11vl1.i386.rpm
...
# mv /etc/auto.net{.rpmnew,}
# /etc/init.d/autofs stop
# rmmod autofs
# /etc/init.d/autofs start
と、こんな感じで。あ、勿論ビルドされているカーネルが、autofs4のモジュールを持っていないとダメですが。