さて、今度は、グラタン由来の物体を取り込む必要があります。同じように思い切って2.6.15.7用のパッチを当ててしまいます。
***注意:はじめに書いたように、わかっているようではない奴が作っているので、このパッチはわかってないと思われます。それをバージョンの違うカーネルのソースツリーに適用するので、わかってない問題が噴出する可能性が甚大です。くれぐれも、「わかってない」と感じている人は、パッチを当てないで下さい。更に、自分で試すつもりもないのに、人柱を他人に強いるような*無責任な*リンクを貼ったりはしないで下さい。***
先ほどと同じく、順調にパッチは失敗します。同様に、*.rejファイルを探します。
$ patch -Np1 < ../linux-2.6.15.7-glantank.diff
...
$ find . -name '*.rej'
./arch/arm/mach-iop3xx/iop331-setup.c.rej
./drivers/mtd/maps/Makefile.rej
./drivers/net/Kconfig.rej
./drivers/scsi/sata_vsc.c.rej
./include/asm-arm/arch-iop3xx/dma.h.rej
./include/linux/i2c-id.h.rej
./Makefile.rej
$
先にやったiop1パッチ由来の*.rejファイルが残っていますので、余計に出ますが、当たらしく出たのは./drivers/net/Kconfig.rej, ./include/linux/i2c-id.h.rej, そして ./Makefile.rejです。このうち、Kconfig.rejはスペースだかタブだかの違いに起因する、意味のない失敗ですので無視して構いません。Makefile.rejは先ほど同様、EXTRAVERSIONの問題です。 .17-glantankとでもしてください。i2c-id.hも、先ほどと似た理由で、今度はI2C_DRIVERID_RS5C372Aを77で追加できないというエラーです。RS5C372Aはガッツリ使いますから、今度は、確実に追加します。...
$ find . -name '*.rej'
./arch/arm/mach-iop3xx/iop331-setup.c.rej
./drivers/mtd/maps/Makefile.rej
./drivers/net/Kconfig.rej
./drivers/scsi/sata_vsc.c.rej
./include/asm-arm/arch-iop3xx/dma.h.rej
./include/linux/i2c-id.h.rej
./Makefile.rej
$
#define I2C_DRIVERID_RS5C372A 82 /* RS5C372A real-time clock */
とでもしておいてください。(I2C_DRIVERID_M41ST85Wを先ほど追記してない場合は81でも構わないと思います。)
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