PC更新顛末記(6)

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Windows Updateが出来ない……それは、ある意味致命的です。何しろ修復したシステムは脆弱性山盛りなのですから。0x800A01AE……それが、エラーコードです。Windows Updateしようとすると、このエラーコードを表示して頓死します。0x800A01ADならば、FAQに出ているのですが、これは出ていません。0x800A01ADはXMLパーザに問題があるか、レジストリの書き込み権限の問題である可能性があるということなので、それらをチェックします。XMLパーザはとりあえず片端からインストールしてみて、レジストリは問題のキーに書き込みをしてみて問題がないことを確認。それでもエラーは消えません

仕方がないので、マイクロソフトに電話をして、対処法を尋ねます。0x800A01AEというエラーなんだけどというと、「そのエラーでの質問はいくつか来ています。」とのお答え。ならばすぐ解決するだろうと、期待していると、次々と、質問と指示が来ます。やれ、IEのキャッシュをクリアしろだの、やれサードパーティ製の拡張を切れだの、ウィルス対策ソフトを止めろだの、常駐ソフトを止めろだの、エラーコードとは直接関係のない、ある種、場当たり的な対応ばかり。しかも、ことごとく失敗。仕舞いにゃ、「ルータをはずせ」と言い出します。ルータとPCとは情報コンセント経由で繋がっているので、結構面倒だし、他にもうちには二台、WindowsXPがいて、いずれもUpdate出来ていますから、関係ないのでは?というと、「ワタシが対応した症例で、それで直ったケースがありますから。」といわれると、逆らえません。ただ、ちょっと出かける用事があったので、一旦電話を置いて、後で仕切りなおしにということにして、中断しました。結局、もちろん、そんな問題ではなかったわけですが

出かけて帰宅した後に、自力で出来るところまでやろうと、\Windows\WindowsUpdate.logをチェックします。と、0x80004002というエラーコードでMicrosoft Transfer Service(MTS)が死んでいるというレポートが出ています。おいおい、0x800A01AEはどうした?ログには一個も出てないぞ、それ。

ではMTSを再度セットアップすりゃいいだろうと、それにトライしようとしたのですが、MTS単体でのインストールはどうもNT4サーバ用のものしかないらしいことが判ります。よくわからないのですが、どうもSQL Server関連で一緒に入っているっぽい感じだったので、先日公開された SQL Server 2005 Expressを導入してみることにします。いざ、導入しようとすると、Microsoft Installer 3.1がないとか、.NET Framework 2.0がないとかいわれましたので、いわれたものをインストールします。

その都度、WindowsUpdateにもトライしましたが、0x800A01AEという表示と、ログファイルの0x80004002は変わらず。そしてSQL Server 2005 Expressのインストールが完了しました。そして……遂に WindowsUpdateに成功しました。都合32件の必須アップデートと、8件の推奨アップデートがありました。結局、悪かったのはMTSで、まぁそれは僕が壊したんでしょうが、電話で指示された、あれこれは全く関係なかったようです。結局0x800A01AEってナンだったんでしょう?