端末ソフトを探せ!

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W-ZERO3は、ネットワークへ簡単に接続できるのが、利点の一つです。なれば、端末ソフトのひとつも欲しくなるのは人情と言うものでしょう。できればPuTTYのようにSSH接続をサポートしているものが良かったのですが、PuTTY Pocket PCは、開発中なのか放置されているのか、あるものの、キーボードのマッピングがW-ZERO3と合わないし、日本語もうまく処理できないので使い物になりません。

シェアウェアもいくつかあるものの、W-ZERO3には他にも金を食われているので(miniSDなど)出来れば、余計な出費を抑えたいところ。と、発見しました。24term + PortForwarderです。24termは、既にβという扱いながらW-ZERO3に対応しているVT100端末です。ただしtelnetしかできません。SSHはPortForwarderを使って、実現します。つまり、サーバのtelnet port(こんなもの危なくて外向きには公開できないので、firewallで当然ブロックしていますが、LAN内部向けには開けてあります。)へ、SSHトンネルを利用して接続してやろうというわけです。

PocketPC版のPortForwarderSSH1相当のため、identityをどこかから、入手しなくてはなりません。これは、適当なサーバでssh-keygenしてもいいし、付属のPF-keygenで作成してもいいようです。次に、適当なディレクトリに、PortForwarder用の設定ファイルを「メモ」で作ります。こんな内容で。

Host server1
HostName server1.noname.jp
User foo
LocalForward 10023 localhost:23
Compress yes
HostNameは実際のサーバのアドレスを、Userには実際のユーザ名を書いてください。あとはこのファイルと同じところに、秘密鍵identityをおいて、作成した定義ファイルをPortForwarderで指定します。

PortForwarderを起動して、パスフレーズを入力すれば、セッションが確立しますので、あとは、24termをlocalhost:10023へ接続するだけです。これで、いつでも、どこからでも、サーバのメンテも出来ようと言うもの。素晴らしい。