かんたん換太郎 for iRiver

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iRiver H320は、動画再生機能を持っています。サポートされるのは、XviDでエンコードされたAVIファイルで、従来は、AVIUtilsだとか、VirtualDubだとかを使って作成する必要がありました。今回、かんたん換太郎がiRiverからリリースされて、この煩雑さから解放されることに……?

変換は、確かに簡単。動画ファイルをドラッグアンドドロップで、換太郎の上に落とすだけです。但し、変換もとのMPEG2ファイルが、多くのHDDレコーダで標準的なAC3音声を持ったものだと、変換できません。事前にMPEG Layer 2音声にしておく必要があります。TMPGEnc MPEG Editorなどを使うことになるでしょう。PCのキャプチャーカードでキャプチャーした場合は大抵MP2音声でしょうから心配いりません。

大変便利な、かんたん換太郎ですが、若干の問題点もあります。

  • アスペクトが全て5:4(220x176)と縦に長いものになってしまう。
  • インターレース解除の際、フィールドオーダを変えられない。
この二点によって、縦に長い、二つのフレームが混ざったへんてこな動画が出来上がってしまいます。回避するには、AVIUtilsでインターレース解除を正しい手順で行なってから、換太郎に流し、VirtualDubのResizeフィルターを使ってアスペクトを直す、という方法が考えられますが、こんなことするなら、換太郎をはさむ必要はなく、単にAVIUtils->VirtualDubの順で処理すれば済みます。とりあえず、上記二点は、致命的ともいえるので、iRiverに要望として送っておきました。iRiverから回答として、「担当に伝えます」というのをいただきましたが、さて、改善してもらえるのでしょうか?
購入を考えておられる方は、改善を待ってからのほうがいいと思います