ローマ人の物語(21)(22)(23)

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ローマ人の物語 (21)
ローマ人の物語 (21)
posted with amazlet on 05.10.07
塩野 七生
新潮社 (2005/09)

油断していました。かなりまばらな間隔で刊行されていた、文庫版「ローマ人の物語」が二月続けてのリリースです。帝政の成立するまで、登り一本調子で来た、ローマも、この前の(18)(19)(20)から、停滞、そして、没落へとそのベクトルを転じてきます。

今回の部分は、第五代皇帝ネロの自死後から、五賢帝の最初の一人である、ネルヴァ帝の時代までが扱われています。とにかく激動の時代、まだ(21)を、半分ほど来た所ですが、既に二人の皇帝(ガルバ、オトー)が死んでしまっています。そして、ここまで実に二年弱の時間が描かれているに過ぎないというんだから、もう大変です。おまけに後の混乱への種まきも沢山行なわれていて、悪いスパイラルにはまり込んでいくローマです。