魔軍襲来 —アルスラーン戦記(11)
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田中 芳樹
光文社 (2005/09/25)
売り上げランキング: 29
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田中芳樹のファンタジー小説シリーズの新作です。オリジナルは角川文庫から刊行されていて、2002年から一年ほどをかけて、カッパノベルズから再出版されたシリーズの続編です。わたしゃ、角川版も、カッパノベルズ版も律儀に全部持っていますよ。2002年の再出版の際には、すぐにも続編が来るのだろうと思っていたのですが、全然来やしないで、なんとなく騙されたような気分でいましたが、ようやく、出ましたよ。
待たされた割には、この巻は、幕間といった感じが強く、微妙に不満が残りますが、「次はあんまり待たせません、たぶん、きっと」といっているので、それを信じて待ちます。勿論、物語全体を考えれば、こういう幕間の静に当たる部分も、前後を繋ぐ伏線があったりして、とても重要なのですが、それも次に来る動にあたる部分があってこそです。本当に次は、すぐ、頼みますよ。中国歴史モノはとりあえず置いておいてでも。
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