二年半ほど使った液晶テレビがおかしくなってきたのは、昨年の暮れの頃です。電源を入れても、しばらく、電源のインジケータが、赤と緑の点滅を繰り返し、音も映像も出ず、やがて、あたたまると(?)普通に見ることが出来るという症状でした。
はじめは、一分程度で見えるようになっていたので放置していたのですが、最近は5分くらい平気でかかるようになってきたので、耐え切れずにメーカへ電話しました。液晶のシャープです。
電話口ではテレフォンオペレータの女性が平謝りに謝りながら、サービスの人が来る日程を予約してくれました。別にそんなに謝らないでもいいのに、とにかく謝る。クレーマにつけ入る隙を与えないためでしょうか。そんなに謝られると、それはそれで居心地が悪いような気がしてくるのですが……。とりあえず、症状と、症状が症状だけに、電源周りのコンデンサあたりが怪しそうということを伝えて、よろしくお願いしますと電話を切りました。
保証などとうに切れているので、有償修理を覚悟して、サービスの人を待っていた、土曜の午後、やってきたサービスの人は、インターホン越しに、
早速、症状のチェックに入ってもらったのですが、実は、よくある話ですが、電話をしてからこっち、やけにテレビの調子がよくて、数日の間に二度ほどしか症状が出てなかったんです。電話前は毎回だったのですが。というわけで、症状が出ないまま、とりあえずと、テレビを開けて、電源周りの基板のチェックを始められました。そして、おもむろに、半田ごてを取り出して、あちこち、半田付けをはじめました。特に部品を追加するとかではなく、ただただ、半田をつけて回るだけ。
終わりましたと、いうので、早速電源を入れてみると、とりあえずすぱっと映ります。しかし、述べたような事情から、これでオッケーなのかは判りません。一週間ほど様子を見て、何かあったらまた電話くださいといわれました。どうやら、半田が劣化して、接触不良を起こしているケースで同じような症例があったそうで、その可能性が高いとのこと。目視した限りでは確かにコンデンサーに破損はみられませんし、確かにそういう可能性もあるのでしょう。
なお、「液晶のシャープでは、製品の性質を考えて、高価な部品の交換(パネルとかでしょうね)をしない限り、可能な限り無償で修理させていただきます」とのことで、保証切れでも無償で修理してもらえました。流石、「長く使える」とあれほど宣伝しているだけのことはありますね。……半田の不良ということで、或いはメーカの落ち度という可能性もなきにしもあらずではありますが、そういうものでも堂々と主張費だの修理費だの取る場合もあるでしょうから、まぁ良心的といえるでしょう。
とりあえず、対応はよかったので、満足です。次に買うことがあっても、きっとシャープのテレビを買うんじゃないかと思います。次は2011年かなー、アナログ放送の終わるときに……。
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