ガリア戦記

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結局、買いました。岩波文庫(緑)と講談社学術文庫と二種類発見したのですが、前者は、途中に注釈が多く、現存しないテキストとの相違が疑われる部分などが詳しく記されているので、研究されたい向きには良いのでしょうが、読むリズムを阻害されるので、講談社学術文庫版を買いました。こちらも、テキストに追記された疑念のある部分や、削除されていたと思われる部分などは、括弧などを使って、その部分がそうであるということが示されているので、最低限、カエサルの口述してないであろう部分などをうかがい知ることはできます。

ラテン語で記されたガリアやベルガエやゲルマニアの名前や地名のわかりにくい事、わかりにくい事。読む上で最大の難点はそこですかね。しかし、流石に、2000年以上も売れ続けている本だけあって、面白いです。