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64bit化

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vinelogo-new.pngサーバのOSを64bit化しました。発端は、この夏のことです。サーバが死にました。例によって電源回りがお亡くなりになったのです。流石に、初代ATOMのデュアルコアのマザーは旧式化してましたから、入れ替えるのは問題ありません。

折角ですから、メモリも沢山積もう、と16GBも積んだんです。だけど、うちのサーバ。1999年頃から脈々とアップデートし続けてきたので、32bitだわ、あれこれ柵もあるわで、これ簡単に64bitに出来るとも思えなかったんです。

実際、既存の環境に64bitのカーネルやlibcを無理矢理突っ込んで、後は、64bitのレポジトリつないで、aptで一気にアップグレードしてしまえばいいだろう、的なサイトもあったんですが、なんか、結局動かなくなってあかーん、ってことになりそうだったので、やるなら、新から作り直して、と、先週末にようやく重い腰を上げて、入れ替え作業を行いました。

あけましておめでとうございます

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2013-12-31.jpg

既に、松も取れるというタイミングですが、あけましておめでとうございます。本年も、推定数名の読者のために、細々とブログを続けていきたい所存でございます。よろしくお願いします。

さて、既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、昨日から、本ブログはアクセス不能に陥っておりました。突然、サーバのOSをVineLinux 6.1から6.2.1へとアップグレードしたら、PHPが5.3から5.5へとアップグレードされ、それが、MTのSmartyと食合せが悪く、ページが出てこない状態になってしまっておりました。

原因は、PHP5.5で、preg_replace()という正規表現の置換関数から、'/e'による処理が廃止されてしまいまして、これがモロにヒットしている格好でした。Dynamic HTML関係のモジュールだけで済むかなあと思って、書き換えを始めたところ、Smarty本体にまで食い込んで問題点が存在していました。とりあえず、応急処置的に、書き換えたもので、運転しています。

OpenPNEとPHPと暗号

運用に携わっている、OpenPNEベースのSNSのサーバを、入れ替えました。旧システムは、Fedora Core 3というおよそ、サーバで定常的に運用するのには不適切なチョイス。とはいえ、旧サーバがDELLのミラーリング有のサーバで、これが、当時は、FC3くらいしか、まともにインストールできなかったので、やむを得ないチョイスでもありました。

新サーバは、Vine5ベースの、ATOM330ベースのシステム。ミラーリングはやめて、旧システムの40GBx2から、1TBへとHDDの拡大を遂げました。まあ、これとATOM化による省電力が今回の目玉な訳ですが。

で、サーバのOSがVineに変わったことと、ディストリビューションが新しくなったこととで、様々なコンポーネントが新しくなりました。

MySQLが4から5へ、PHPが腐れ4.4.4から5.3へ、といった具合。MySQLは、バイナリのデータベース構造の互換性にかなり気を配っていて、PostgreSQLのように、ダンプしてからリストアしないとマイナーバージョンさえ上げられないのとは異なり、4から5へとアップグレードするのにも、バイナリのデータをまるっとコピーしてやれば終了。秀逸なモノです。

が、PHPの方は影響が甚大でした。まず、OpenPNEが多用している =& new が、5.3ではDepricatedになっているために、全面的に書き換えが必要。単に =& newを = newにするだけだけれど、コンストラクタ内でクラス変数よろしく参照しているものがあったらどういう副作用が生じるか判りません。ただ今のところ問題なく動いているので、多分、何も考えないで、サンプルかなんかの引き写しで=& newって書いていただけなのでしょう。

もう一点は、かなり致命的でした。OpenPNEは、暗号化に Blowfishを使っています。mcryptが入っていればそれを使うのですが、なければ、PHPで書かれた自前の関数で暗号化/復号化を行ないます。問題は、この自前の処理で、PHP 4.4.4以前にある丸め処理のバグ(<?php echo -2861207174 ^ 493813264; ?>を実行して1209765738が返れば問題なし。-1653670384が返れば、バグを抱えている。)にヒットしていて、バグ有りのPHPでエンコードしたモノはバグ有りのPHPでないとデコードできないのです。

結果、ログインID代わりに利用されるメールアドレスが抽出できず、誰もログインできない状態になってしまいました。新しいシステムは当然こんなバグはつぶされている。公式サイトの museumとかいうサーバに残されている Windows版のバイナリも 4.4.6で、これは問題のバグが修正されているのを発見。

仕方がないので、同じく museumの中にあった、4.4.4のソースを持ってきて、Vine上でビルド。出てきた sapi/cli/php を使って、強引に、バグ有り Blowfishによるデコードを強行。しかる後に、全てを、バグなしPHP+mcryptでエンコードしてDBを上書きしました。ことココにいたってようやく復旧にたどりつきました。ああ、疲れた oTL

ClamAV

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我家のサーバ上ではClamAVを使って、メールなどのウィルスチェックをしています。VineはVinePlusでしばらくは提供されていたのですが、最近は全然バージョンアップがなく、放置状態。

DebianもLennyではvolatileで提供されていたのに、Squeezeにしたら、ClamAVどころか、volatileそのものが消滅して、一体どこにいったらいいのやら行方不明。

なので、0.97がリリースされて、freshclamが、「貴様のClamAVは古いんじゃあっ!」と文句を言うようになった以上、仕方なく、どちらも、自分で構築することに。まあ、パッケージの定義をちょいちょいと、書き換えて、パッケージマネージャを走らせるだけなんですけれどね。

Vine Linux 5

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Vine Linux 5がリリースされたんですよ。早速うちのサーバも4.2からアップグレードしました。が、結論から言うとどっぱまりです。

  • PHP5.3の呪い

    このおかげさまで、ioncubeが動かず、フレッシュリーダが使えなくなりました。
    あと、よく判らないけれど XOOPS Cubeも動かなくなりました oTL
  • ロケールの呪い

    Vine Linux 5からデフォルトのロケールがUTF-8になりました。が、既存のものはたっぷりEUC-JPで存在しています。多分、このあたりのからみで、PostgreSQLのデータベース回りにも影響が出ています。
    Windows Live Writer経由での投稿が出来なくなりました oTL
    文字コードが気に入らんと怒られます。(ERROR: invalid byte sequence for encoding "EUC-JP": 0xe585 といわれる。SQLSetNamesなどのパラメータをいじってみたが効果なし。)

メールと、ブログの部分だけはとりあえず運転開始にこぎ着けましたが、先は長そう。ioncubeは、9月にならないと php5.3対応しないとかいっているし……ちょっと先進的すぎ?! > Vine Linux 5

インナーキー

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Vine Linux 4.2上で、日々のメインテナンス作業。
apt-get update & upgradeで、システムを最新に、セキュアに保ちます。今日も、いつも通りに……ん?

# apt-get update
エラー http://updates.vinelinux.org 4.2/i386 release
Could not connect to updates.vinelinux.org:80 (133.1.84.71), connection
timed out
以下の取得に失敗しました: http://updates.vinelinux.org/apt/4.2/i386/base/release
Could not connect to updates.vinelinux.org:80 (133.1.84.71), connection
timed out
パッケージリストを読みこんでいます... 完了
依存情報ツリーを作成しています... 完了
W: いくつかのリポジトリのリリースファイルが取得できませんでした。取得できなかった
リポジトリは無視されます。
W: この問題を解決するためには 'apt-get update' を実行する必要があるかもしれません。
E: いくつかのインデックスファイルのダウンロードに失敗、無視、あるいは古いものが
使用されました。
#
apt-get updateに問題があって、それを直すには、「'apt-get upadte' を実行する必要があるかも知れません。」って、どうしたらいいのっ?!(どうもしない。aptのサーバが復旧するのを待つだけ。)

Vine Linux 4.2

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年末に Vine Linuxが 4.2へとマイナーバージョンアップしました。あとで、アップグレードしようと、放置していたら、先日、カーネルの更新の際に、幾つかのパッケージが4.1のものじゃあダメと怒られました。

なので、えいやっと、4.2へのアップグレード(Vineの場合は、/etc/apt/sources.listを 4.2のパッケージがあるところに変更して、apt-get update, upgrade, で dist-upgradeとするだけ。)をかけました。アップグレードそれ自体はサクサクと完了しましたが、あおりを食らって、amavis-newが動かなくなりました oTL

CPANパッケージの欠損など、色々起こりまして、これらを全部片付けて、更に、amavis-new自身をアップデートする必要がありました。ついでに(?)、SpamAssassinも更新して、(バージョンアップするたびに、CPANのほかのモジュールへの依存度が上がっている気がします。アレがないとか、コレがないとか、いわれるものが増えている気がします。)すっきり。だけど、なんだかスパムの透過率が若干上がってしまったような気がする...何故だ?!

SCO逝く

SCO、連邦破産法第11章の適用を申請

 SCO Groupが連邦破産法第11章の適用による破産保護手続きを申請した。Linux陣営に対する訴訟で注目を集めてから3年半が経過した。

逝きました、はい。訴訟をふっかけるというFUD(Fear, Uncertainty, Doubt(恐怖、不安、疑念)の頭文字からの造語。競合相手に関する不穏な噂を流したり煽ったりして、自社へと誘導する下劣なマーケティング手法。)を武器に、本来必要でない契約を Linux導入企業などから毟り取っていたSCOビジネスモデルは、「お前にその権利は存在していない。」という判決で崩壊。結局、訴訟を維持するどころか、自社も維持できなくなりましたとさ。こういう企業は早々に退場していただくのがやはりよいと思います。

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以前、CASIOのFIVA (MPC-206)を使っていた頃は、プレインストールのWindows98は使わず、VineLinux 2.6で運用していた。longrunも使って、それなりに便利に使っていた。FIVAが他のCrusoeマシン同様に、CPUの半田不良により動かなくなり、VAIO PCG-U101に買い換えてからこっち、デスクトップは、逆らわずに Windowsを使い続けている。U101ではXPを、そしてTypeGではVistaを使っている。

なので、X関係の環境は、Vine 2.6の頃のものが脈々と、修正もされないまま、自宅のサーバ上に残り続けていた。(例えば日本語入力はCanna + kinput2 といった感じ。)なにしろ、サーバはディスプレイなど繋がっていないので、Xの環境など整備する必要がなかったからだ。というよりXサーバに至ってはインストールすらされていない。

それが、最近、Software Designの記事に触発されて、RealVNCをインストールしたために、再整備を余儀なくされた。ウィンドウマネージャはqvwmから、metacity (+gnome_panel)に、漢字入力はAnthy+SCIMに、といった具合だ。

まぁ、最近の環境設定は、設定用のお気楽ダイアログが出てくるのがほとんどで、ちょいちょいなんだけれど、長らく、単語登録が出来ないで困っていた。(大した単語が登録したいわけでもないので放置していた。)

が、最近、ちょっと、VNC上の環境で、日本語入力する機会が増えてきたので、AnthyのキーバインドをVJE風に直したりしているうちに、単語登録には「霞」というツールが必要なことがわかった。(単に、辞書登録設定で "kasumi" というコマンドを呼び出すようになっているのを見つけただけ。)判ってしまえば、

# apt-get install kasumi
で、終了だ。目出度く単語登録もできるようになった。

自宅のサーバは、FIVAを買ったときに、退役した、液晶の割れたmobioNX上に構築された Vine 2.1の環境を、脈々と、新しいバージョンになる度に、アップグレードし続けてきたものだ。途中でサーバは、EPIAベースのマシンに変わったが、OSのイメージは、パッケージはmobioNXからそのまま引き継いだものだ。なので、きっとはじめからVine 4.1をインストールしたときには当然の様に入っているであろう、こういった基本的なツールが抜け落ちていたりするところがなんともいえない(^^;;

どつぼ

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休みなので、時間が取れないと出来ないことをば……と、昨日から、メインサーバのOSをVine 3.2から、4.0へと入れ替えようと……したのが、どつぼの始まりでした。

大変長い間おかしな状態にサーバがありましたが、概ね回復しました。長かった……oTL
不調でアクセスできない間においでいただいた皆様、ご迷惑をおかけしました。

Fedora Core 6 on PS3

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PS3にFedora Core 6を入れてみた。フルインストールすると10GBのディスク領域にあまりはほとんどなくなるので要注意。そしてなにより要注意なのは、PS3用のカーネルは2.6.16ベースなので、FC6のパッケージ群と食い合わせが劇悪だ。おとなしく FC5にするべきだったかとちと後悔している。

Xも、D1しかないうちのSD AQUOSでは、きちんと立ち上がらない。どうも480pを要求している感じ。480iになってくれないとD1の環境では使えませぬ oTL
コンソールはちゃんと480iで動いているんですけれどね。

ネットワークは、無理やり /sbin/dhclient を起動すれば、DHCPDを見つけて、使えるようになります。eth0が見えているのに、ifup-eth0などが存在していないのが微妙に気になりますが。FC6が使えるようになるには、まだ少しかかりそうですね...勇み足だった... oTL

linux-2.6.18.2

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カーネル2.6.18.2がリリースされています。持ってくるだけ持ってきて置いて、ビルドするの忘れていました。現在、GLANTANK用ビルド中。今回から、別配布で、制限つきAS ISのbtndrvとbuttondを出そうと思っています。リクエストがありましたので。制限等については別途配布ページにて。

GLANTANK用2.6.18.1カーネルパッチ/カーネルイメージ

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いつも程度の動作実績で、いつも程度のカンジで、GLANTANK用のlinux-2.6.18.1カーネルのイメージパッチを公開しておきます。ご入用の方は、ご自由にどうぞ。

細々とではありますが、ダウンロードしてくださっている方がいらっしゃるようなので、使ってもらえているんだろうなぁと思いながら、ビルドしております。お役に立っていますか?立っていれば嬉しい限りです。

linux-2.6.18.1

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間が空いた分、修正点がてんこ盛りの 2.6.18.1 がリリースされています。昨日、気づいていたのですが、OpenPNEを玩ぶのに夢中で、すっかり放置してしまいました。現在、グラタン用をビルド中です。

区別

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今頃気づいたのだけれど、2.6.18のカーネルは、IOP321と80219の区別が付くようになっている。ちょっと驚いた(^^;
そういえば、そんなことが修正点に書いてあった気もする。

GLANTANK用linux-2.6.18カーネル/パッチ

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何とか、動くカーネルが出来ました。カーネルイメージパッチともに用意できています。細かい、実装上の変更があれこれあって、パッチの修正に思ったよりも手間取りました。

このパッチはIOPを下敷きに、グラタン用の修正を入れてあるのですが、グラタンとは無関係のパッチも混在していました。2.6.17になったときに、それでもずいぶん整理したのですが、まだ、いくつか残っていたので、とりあえず、無関係なファイルは排除しました。

Linux 2.6.18

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マイナーアップグレードがありました。2.6.17系へのパッチは終了し、2.6.18へのマイナーバージョンアップです。グラタン用はこれから四苦八苦します(^^;;

Vine on VMWare Playerの問題点

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思った以上に軽快に使うことができる、Vine on VMWare Playerですが、大きな問題がありました。それは、時計が狂いまくるということです。

Linux(に限らず、ほとんどのUNIX系のシステム) では、時刻は、起動時にRTC(Reatl Time Clock)から取得したら、あとは、カーネルが刻みつづけます。エミュレータ上ではこのタイミングが正確ではないのですね。なので、NTP(Network Time Protocol)などで頻繁に同期をとりつづける必要があります。でないと、時刻がどんどん遅れていってしまうのです。むぅ。

Vine Linux 4.0βon Emulator

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持ち歩いているノートPCも、メインのデスクトップもクライアント環境はWindowsをホストOSとして使っています。サーバは、メインのものがVine 3.2で、玄箱とグラタンがdebianで運用されています。さて、メインのサーバのVineは、近々4.0になるので、その評価と、入れ換え準備をしようと、メインのデスクトップ上のVirtual PC 2004 と、ノートPC上の VMWare Playerに、それぞれ、Vine 4.0β1(VMWare Player上には、正確には3.90のイメージを持ち込んで、aptでパッケージを最新にした。)を導入してみました。

Athlon64 3500+のメインデスクトップは当然としても、Celeron 600AMHz(Banias)のノートPCでも、かなり使いものになるパフォーマンスが出ていて、びっくりしています。このまま、メインの生活環境にしてもいいかなあと思えるくらい(実際、このエントリは、ノートPC上のVine上で、Firefoxを使って書いています。仮名漢字変換はAnthy)。FIVA MPC206でVineを生活環境として使っていたころを思い出します。

GLANTANK用2.6.17.13カーネルイメージ/パッチ

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例によって、パッチカーネルイメージを置いておきます。ご自由にご利用ください。
とりあえず、ほぼ二日、動き続けています。パッチをまとめたり、vrdを使って、RDからファイルを転送し、転送されたファイルを、WindowsXP上のTMPGEncから参照して動画ファイルを処理したりしてもびくともしなかったのでそれなりに安定していると思います。