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YAHA一号機作成

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YAHA一号機のはらわた

勢いに乗 って、YAHAもいっときましたよ。といっても、これは、春日無線変圧器のキットですから、いわれるままに組み立てるだけともいえます。ま、それでも、ケースの加工はあるし、部品の調達も自分で行なわねばならぬモノが多く、自由度はそれなりにあります。

尤も、はじめてつくるYAHAですので、あまり自由にやり過ぎて、本来の性能と違いすぎるモノが出来ても悲しいので、部品は、作例のモノを可能な限り揃えました。違うのはレイアウトと、つまみ、あとは、入力がφ3.5ステレオジャックではなく、RCAの左右独立になっていることくらいです。

ケースの加工で、一番の難物は、センターの真空管用の穴です。φ23mmくらいの大きさが必要なので、5mmのドリルで下穴を打った後、リーマでごりごりと、22mmまで広げて(うちのリーマは22mmが最大径)、ヤスリで詰めました。あとは、ドリルで下穴やら、そのままの穴やらを開けて、バリの処理をして終了。

基板の方は、部品を乗せては半田付けをすればいいだけ。317は、作例に倣い、基板には打たず、ケースをヒートシンク代わりにして、リード線で繋いであります。昨日の、TA2020-020の7805と同じです。ただ、違うのは、7805はほとんど発熱していないのですが、317はかなり発熱があります。317を使ってYAHAをつくるつもりの人は、放熱は要注意です。

6922装備

あとは、所定の部品を、リード線で繋いで終了です。製作は、流石に簡単。部品点数も少ないですし、電圧も低いので、ホント、初心者でも楽しめそうです。

さて、早速実力のほどを、と、思って、スイッチ投入。が、全然音が出てきません。大体ヒータが光っていません。あれれ、317動作してない?と、思っていると、ゆっくりとヒータに火が入りました。317の定電流源動作による着火というのは、ヒータが定常状態になるのに時間がかかるモノだとしりました。普通に、7806とかで6V生成した方が良さそうです。その場合でも、0.3Aほどの電流を喰うので放熱は気をつけないといけないでしょう。やはり、12V管を使うのが一番YAHAには向いているんじゃないかと思います。

で、音は、BTLアンプと比べてみたのですが、しっとりした感じになり、真空管らしい雰囲気が出ているんじゃないかと思います。12Vなんていう低電圧動作ですから、パワーはなさそうだと思ったんですが、ヘッドフォンをかなりパワフルに鳴らしてくれます。意外や意外。結構いいですよこれ。

PCC88装備 6922と、PCC88の二本を用意してあるのですが、入れ替えても、そう大きくは変わらない感じです。尤も、説明書には、50時間くらいエージングしてから音質については語れ、ということも書いてあるので、ほとんどおろしたての状態で何ですが、若干、6922の方がクリアな感じです。

そして、入力を左右独立にしてあるのですからと、クロストークの塩梅を耳で確かめることに。方法は簡単。片方引っこ抜くだけ。すると、二本の管に差が出ました。PCC88の方は、右だけ入力で左耳、左だけ入力で右耳に、それぞれ小さく音が鳴っているのが聞こえますが、6922の方は、ボリューム最大まで開けても、全く聞こえませんでした。勿論、個体差ってだけかもしれませんが、真空管によって、クロストークの程度は変わるようです。まぁ、同じ管の中で左右の信号を流しているんですから、左右の分離度が悪い構造だと音も混ざるでしょうね。

ゼロバイアス、低電圧動作、オペアンプをボルテージフォロワーで使ったインピーダンス変換と、きわもの色の強いYAHAですが、その実力は侮りがたいという感じです。何より、高電圧、高価、重い、トランスが全く要らないので、安くてちっちゃくて、かわいらしいヘッドフォンアンプが手軽に出来るのは、非常にいいと思いました。

余談ですが、テスト中に、ソニーのカナルヘッドフォンの左側が死にました。断線です。ドライバーユニットのあたりを押したり引いたりしていると音が出てくるので、接触不良でしょうね。とほほほ、新しいの買わないと oTL

TA2020-020アンプ制作

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YAHAのことばかり、色々書いていますが、それ以前に片付けなければならない積みアンプが、TA2020-020アンプです。ええ、随分前に、共立エレショップの投げ売りに衝動買いしてしまったアレです。

全く何もしていなかったわけではなく、部品を買ったり、ユニバーサル基板で行くつもりだったのを、やっぱり、プリント基板をつくることにして、部品のレイアウトから、パターン手書き、エッチング、穴あけ、部品実装と奮闘したりしていたのです。

TA2020-020アンプ

最大に面倒くさい、ケースへの穴あけのために、ハンドニブラも買いましたし、万全の体制で、今日、ケースの穴あけをしました。あけました。本当は穴あけだけしておいて、残りは明日にしようかと思っていたんです。だけど、ボリュームだけ、いや、折角、四角い穴をあけたんだからスピーカーターミナルも、いや、そしたら、入力のRCAジャックも、いやいや、だったら、スイッチング電源回りのACケーブルの処理も……と、気づいたら完成していました(^^;;

例によってスピーカはアレな奴。もう、いい加減どうにかしろよと、いわれそうですが、それは、まぁ、おいおい。

とにかく、繋いで、スイッチを入れると音が出ません。えー、そりゃないよー、と、開腹、基板の目視チェックをすると、スピーカへの出力端のハンダが、わずかに、グランドパターンに接触していて、これが原因で、まーったく音が出なかったのです。もう、半田ごても撤収した後だったので、カッターナイフで、ごりごり削って蓋をして、再度トライしたら、綺麗になりました。

さて、今回のアンプは、TA2020-020のリファレンスに出ている応用例のほとんどそのままです。違うところは、MUTEのためのスイッチを追加してあること、30pinから取り出せる5Vを使わずに、7805を使って、外部から5Vを供給していること、それと、入力に、4dB程度のバスブースト用の回路を組んで、それをスイッチでON/OFF出来るようにしてあることの三点くらいです。

TA2020-020アンプ内部

電源には、秋月の12V/3.8Aのスイッチングアダプタを使っています。外付けすリャいいのに、ケースないに入れちゃってあります。だって、そうやっている人多かったし、その方がすっきりするしね。そのために、でかいケースにしたんだし。

一応、少しでも、省エネになるように、電源スイッチは、アダプタに繋いであるACケーブルにつけてあります。OFFにすれば、スイッチング電源には一切の電気が流れませんので、多分、後段のDC出力側にスイッチかますよりエコでしょう。

アダプタの長辺が、丁度、ケースの奥行き方向ギリギリだったので、付属していた眼鏡ケーブルの使用もやめて、メガネコネクタを買ってきて、それの蓋を開けた状態で、ACケーブルを結線してあります。流石に、AC100Vがむき出しになっているのはコワイので、ヒシチューブをかぶせてあります。スイッチ側も同様。

DC出力側は、4Pの片ラグ板に繋いで、そこに16V/10000uFの平滑コンデンサ、パワーインジケータを繋いで、更に、アンプ基板へと繋がっています。スイッチング電源は、ダイレクトにこんなでかい容量繋いでいると突入電流がー、とかいう話もありますが、とりあえず、これでもヨシとしている人が多いので、先人に倣うことにします。

アンプ基板側には、12Vの供給ラインと、そこから7805を通って出て行く5Vの供給ラインがあります。7805は12Vからダイレクトにドロップしていますが、本当は、抵抗で分圧して、8V位を供給すべきでしょうね。とりあえず、喰わせている電圧も高いので、ケースをヒートシンク代わりにしています。

バスブースト用の回路は、10kΩの抵抗と0.033uFコンデンサを並列に組んだモノを、TA2020-020の9/12pinへの入力に入れることで実現されるので、10/13pinからの分岐をスイッチに入れて、このスイッチの端子上に上記抵抗とコンデンサを空中配線してあります。いいのかこんなで? On/Offすると、えらく、バリッとノイズが入るので、頻繁にOn/Offするようなものではないですが。

基板は、TA2020-020を中心に、手前から奥に向かって、入力〜出力と流れていくように部品を配置してあります。極力左側が左チャンネル、右側が右チャンネルになるようにしてもあります。

部品はほとんどがコンデンサ。でかいコイルも目立つ

で、大学で電子工学をかじっていても、実装の経験が貧相な頭でっかちが実装しているので、コイルの置き方とかが、みる人がみれば頭を抱えそうな感じになっちゃっています。つまり、平行に置いてある。部品を置いて、半田付けする段になって気づきました oTL

本当は、直角になるように置くべきですよね、近接するコイルは。まぁ、このTA2020-020と同梱販売だったこのコイルは、やたらと、ごついフェライトのケースに入っているので、相互の干渉は少ない……と、信じたいところですが。まぁ、聞く耳と出すスピーカがコレにアレですから、気にしても仕方ないかもしれませんが。それに世間には、もっと貧相な皮のコイルを堂々と平行に並べている作例も散見されますから、まぁ、気にするほどのことはないのかもしれません。

本当は、リレーを使った、スピーカのディレイ回路も実装する予定だった、というか、したんですが、どういうわけかリレーが、12V喰わせても動かず、とりあえず、そっちの調査は後回しってコトにして、組み付けちゃいました。写真でシャーシ中央付近に、四本、スペーサが突っ立っているのはそういうことで、ソレのための用地です。いずれ、組み付けることもあるかもしれません。

さて、音ですが、流石に、クリアに感じます。これがディジタルアンプっていうことなんでしょうか。ただ、同時に、入力ラインのノイズに敏感な気もします。というのは、入力端子にさわると、LM386アンプや、BTLアンプ、6AU8アンプでは見られないような、バリバリという音が出るのですよ。まぁ、そんなこと普通しないので実用上は何の問題もないのですけれどね。

さて、これは、これで、よいモノです。というか、ディジタルアンプも作ってみることが出来て、大満足です。これで、次はいよいよ、YAHAその一に取りかかることが出来ます。

シミュレーションでは判らないこと

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とりあえず、バイアスを調べよう

YAHAのような、通常想定されていないギリギリの所を使うということを、真空管のモデルは想定してつくられていないので、SPICEを使ったシミュレーションでは何も判らないということが、この一週間ほどで判りました。つーか、お前、大学で何やってた?! > オレ

大体が、初速度電流なんて、SPICEのモデルじゃあ、流れないんですよ。いや、実際には全く流れないわけでもなくて、見てみると、1fAよりも小さいくらいの電流は流れているっぽいのですが、そんなモノでは、YAHAが求めている、零バイアスをかけることは出来ません。

このモデルを使って、推定した、RL=10kΩだって、正しいのかどうなのか、もう机上であれこれやっていても、全然見えてきません。見えてこないなら、じゃあ、どうすればいいのさ? 実測サ!!

5814を繋いで調べちゃえ

どういうわけか、今、床に5814(12AU7の高信頼管)が転がっています。あれれ?あるんなら、じゃあ、とりあえず、ワニ口で繋いでみようか上の回路図みたいに。

結果、RL=47kΩでドンピシャでした。そりゃそうだよね。だってネット上を徘徊しても、そのパラメータでしか使ってないモノ。結局、シミュレーションはモデルの想定外の領域で行なわれていたために、正確さを著しく欠いたということ。

もう一つ。グリッドに流れる初速度電流は0.368uA程度で、1MΩのグリッド抵抗では、ちょっとバイアスが浅すぎるということ。1.36MΩくらい欲しいところ。12AU7の場合は、カソードにバイアスかけろと書いてある所もありましたが、そういうことでしょう。ま、カソード持ち上げてしまうと、コンデンサ入れてやったりしないといけなくて、シンプルさが失われてしまうから、360kΩくらいを、1MΩに継ぎ足しますかね?

とにかく、この一週間、ココロに引っかかっていたことが、すっきり解決しましたよ。

ハンドニブラー

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プラスチックのケースを加工するには、ヒートナイフやPカッターで用が足りるのですが、アルミケースともなれば、そうは問屋が卸さないのではないかと思います。Pカッターはもしかしたら根気があれば歯が立つかもしれませんが、ヒートナイフは何の役にも立たないこと、疑いの余地がありません。

丸穴は、φ22mmまでは、ハンドリーマで開けられますし、φ2mm-4mmは、そもそもドリルでドリドリと穴開けられますので問題は少ないのですが、四角い穴となると、ドリルで沢山穴開けて、ニッパか何かでちぎって、ヤスリで仕上げるのかな、と、ぼんやりと考えていたら、世間には、こんな便利なものがあるらしいじゃないですか。

が、近所のホームセンターには見あたりませんでしたよ。ホールソーなら置いてありましたが。ホールソーも気になりますが、ハンドニブラーです。東急ハンズへ行ったら、ありました。これで、四角い穴でもどんと来い、です(^^)。……って、私は一体何処へ行こうとしているんでしょうか?! (^^;;

それはともかく、アマゾンって、本当に何でもあるなぁ(^^;;

ヒータが12Vならもっと簡単になるのでは?

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まだ作ってもいないうちから、色々考えたりするわけです。YAHAのリファレンス実装は、6922(6DJ8)を使っているため、ヒータ用に、レギュレータを使って、電源を供給しています。が、もともと12V(12.6V)の 12xxを使えば、回路もっとシンプルになるんじゃないかとか。

12DJ8を使えば、ヒータ周り以外をそのままの定数で流用できそうですが、おいているっていうところ見つからないので、作例が見つかった12AU7を検討してみようかと。ただ、どう考えても特性の違う管なので、当然プレート負荷あたりは変えていかないといけないはず。厳密には初速度電流だって違うだろうから、狙ったバイアスを得るには、グリッド抵抗だっていじらないとだめなはず。

このアンプのキモは、ゼロバイアスと、単一電源で駆動するための6.8VのOPAMPに対するバイアスのはず。12AU7と6922のデータシートのEb-Ib曲線は明らかに別物だから、そのままの定数でやらかしたら、酷いことが起きそう。と、〜12Vくらいの狭い範囲で、0.1V刻みくらいのEb-Ib曲線は見あたらないので、とりあえずLT Spice IVで描かせてみます。もちろん、こんな領域のグラフをシミュレータが正確に描けるとは思えないのですが、気は心。

一応 6922の方も描かせてみると、-0.5Vのグリッド電圧の時に 6.8Vくらいの電圧が出るように負荷線を取れば、RL=48kΩと、もっともらしい数字。なので、このシミュレーションでもなんとかなりそうだと、同様に ?0.5Vで 6.8Vを得ようとすると、12AU7ではRL=10kΩということになります。本当は、-0.5Vのバイアスを得るために、Rgの方も替えないといけないでしょうが、そっちはとりあえず目をつぶってみることに。いずれにしても、6922の定数で、管だけ入れ替えると、OPAMPのバイアスが足りず、マイナス側の波形が酷く歪んだものになってしまいそうです。(そのまま鳴らしているという作例でしたが。)

というわけで、12AU7を使えば、単一電源で、ヒータから、真空管、OPAMPまで全部駆動できて、偉く簡単な回路になりそうです。さて、これは正しい? 真空管アンプの設計なんてしたことないから大間違いをしていそうな気もしますが……。でも、このくらいまで部品点数が減れば、ちひろの夏休みの宿題の工作にもってこいだと思うんだけれどなぁ。

YAHA

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Yet Another Hybrid Amplifier…つまり、アンプなんですが、真空管と半導体のハイブリッド(ナニを勘違いしたのか、Yet Another Headphone Ampとか書いているページも多い。)なのです。真空管で増幅した信号を、OPAMPでインピーダンス変換して低インピーダンスの負荷へと流し込むシステムです。

このアンプはDC12Vという低電圧での駆動だし、出力もOPAMPでインピーダンス変換するので回路が非常にコンパクトなのが特長といえるでしょう。ただ、低電圧でシンプルな回路で駆動するために、ゼロバイアスやら、6-8VのバイアスをかけてのOPAMPでのインピーダンス変換だの、うっかりすると音が歪みそうな仕掛け満載です。

それでも、ヘッドフォンアンプとしてなら、充分いけそうだし、何より、そのコンパクトさがキュートなのです。そんなものだから、春日無線変圧器で、キット(といっても基板とソケットと積層セラコン、電線、回路図だけ)が出ているのを見て、つい買ってしまいました。もう、アンプ沼です、ずぶずぶ。

とりあえず、部品は逆らわずに、作例で使われていたモノと同じようなのを揃えました。OPAMPも4556ADだし、コンデンサ類や、ボリューム、抵抗なども。あ、入力端子だけは、作例では、φ3.5 ステレオミニジャックを使っていましたが、ここはRCA端子にしました。ケースは、YM-100。100x70x30の小さな小さなケース。そして真空管には6922と、予備として、TESLAのPCC88(7DJ8)を買い込んできました。めんどくさいので、抵抗などの変更なしで鳴らせるヤツってコトで選んできました。

と、いうわけで、作りかけのアンプが二台になってしまいました。積読、積ゲー、積プラモデルなどなど、「積」に色々ありますが、うちは、どうやら、積アンプ、が流行のようです?!

TA2020-020到着

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TA2020-020/10uHx4

共立エレから、届きました。TA2020-020+10μH×4。LM386とか、NJM2073とかばっかり使っていたから、思っていたよりもずっと大きなチップでびっくりしました。

そりゃあ、SSIPとはいえ32pinもあるんだからこのくらいの大きさにはなりますよね。ついてきたコイルも、やたらと大きいので、レイアウトをしっかり考えないと、いけません。

まぁ、慌てずに、ゆっくりやろうと思います。電源も、作例ではみなさん秋月の12V/4A前後のスイッチングアダプタを使われているようですが、ドロッパの方がいいという話もあるので、その辺も含めて、これから色々検討してみようと思っています。

真空管工作 - 大人の科学マガジン

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帰りがけに、書店に立ち寄ると、大人の科学マガジンの別冊「真空管工作」が出ていました。七極管の1A2を使ったダイオード検波一球レフラジオを作れるキットが入っています。学研得意の電池管。006Px3をB電源に、単二電池一本をA電源に使うようです。

改造して、一球スーパーにする記事も出ていました。一瞬ぐらぐら来ましたが、とりあえず、おちつけ、と、買わずに帰ってきました。3,150円は、頭を冷やせと、自分にブレーキをかけるに十分な額です。逆に、2,000円切っていたら衝動買いしていたに違いありません(^^;

レフレックスラジオは既に、トランジスタのモノをちひろと組み立ててあるので、今さら感が強い上に、真空管を使っている良さみたいなモノが感じられるのか、判らなかったのでパス。レフでよければ、自分で、部品買い集めて作ることも出来そうだし。……でも気になる(^^;;

衝動買い TA2020-20

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少し古い石ですが、Class-TのディジタルアンプICです。共立エレショップの会員特価で送料無料、インダクタ4個セットで、2,020円だったもので、つい。

12V必要なようなので、それなりのスイッチング電源を用意するか、いっそPCの5インチベイにでも仕込む形にして、PCの内部から電源をちょうだいするか、そういうものにしようかな?

まぁ、アンプとして使うには、周辺の部品も用意しないといけないので、これが来たところですぐに何か出来るわけではないですが。

真空管の予備

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6AU8A/NATIONAL左/GE右

6AU8A管はアキバでも扱っているのは春日無線変圧器だけなのかもしれない。それも、本店の方のみ。というわけで、「キットの予備用で」といって、6AU8A管を買おうとすると、「この間のは、GEのが入っていましたよね?」と、GEでないものを、二種類ほど出して見せてくれました。どちらも NATIONALブランドで、MADE IN USA。年代によって構造が違うと言うことで、GEとより形状の違う方を一組買ってきました。「音変わると思いますよ。」といわれましたので、ちょっとだけ聞き比べてみました。

数時間とはいえ、エージングらしきことを少しはしたGEと、音出しテストしかしていないと思われる、NATIONALとで比べて意味があるのかということも脳裏を過ぎりましたが、耳もスピーカも全く力不足で、どんな状態で聞いても違いなんて判らないんじゃないかと、そういう気もしたので、気にしないでトライしてみることに。

テストに選んだのは、Ben Foldsの Zak and Sara。特に意味はなく、そこにたまたまあったから。と、比べてみると、はっきりと、NATIONALの方がしゃきしゃきした感じに聞こえました。いや、これも例によってそういう気がしているだけかもしれませんが、そういう印象を受けました。ポップスとか聞くならNATIONALの方がいいのかも。

しかし、こうやって、同じ規格の部品でも、違いが出てくるって言うのは、何とも面白いモノです。ただ、あれこれ集めて、聞き比べてみたくなってしまう(^^;;

ヘッドフォン出力を追加する

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ヘッドフォン端子追加

ICアンプ2号機は、BTL出力なので、そのままヘッドフォン出力へと直結することは出来ません。左右で共有されるCOLDラインがないからです。

なので、当初はそのまま、スピーカ専用ユニットとしていましたが、共立エレショップのサイトを覗いていたら、出力トランスが思いの外安かったので、気づくと二個買っちゃっていました。アホです。

トランスの一次側を、それぞれスピーカの出力につないで、あとは、二次側を、ヘッドフォンジャックにつないでやるだけ。簡単。

苦労したのは、ケースにどうやって、このトランスをマウントするかっていうところ。結局は、ユニバーサル基板を細長く切って、トランスを二個乗せて、その基板をケースにねじ止めしました。丁度スピーカ端子の真下あたり。うまいことはまって一人悦に入る、深夜一時。< 連日なにしている?!

これでめでたくヘッドフォンも鳴らすことが出来るようになりました。ただ、1号機と違って、ヘッドフォンを差し込むとスピーカ出力がカットされるようにはなっておらず、というか、仕組み上、スピーカへの出力と直列には出来ないので、普通のスイッチ付ヘッドフォンジャックではダメなんですよ。排他的にならしたいなら、要らない方を外すしか、今のところ手はありません(^^;

切り替えスイッチくらいつければ良かったか?

100均スピーカ

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丸七 耳元スピーカー

先日、ハンダを探して彷徨ったときに、セリア生活館で、「耳元スピーカ−」というヤツをゲットしてきました。100円ラジオの丸七の製品のようです。アンプなどは内蔵しない、シンプルなパッシブスピーカです。スペックを見ると、フルレンジ、φ5.5cm、8Ω、0.5Wとあります。φ3.5ステレオミニプラグがついた、4mのコードがついていますが、スピーカ自体はモノラルです。

開けてみると、確かに、スピーカユニットには、8Ω 0.5Wの刻印があるので、良くある、廉価なスピーカユニットのように、出力に偽りあり、の製品ではないようです。まぁ、こんなパッシブのスピーカで出力偽ったってしょうがないでしょうけれど。

ケーブルは、2芯のシールド線で、シールドがスピーカの何故か + 側に、残り二本の芯が - 側に、それぞれつながれていました。

アンプばっかり作っていて、スピーカを作っていないので、出力先のない物体ばかりになってしまっていて、少々切ないので、とりあえず鳴らすスピーカに使えないかと二つ買ってきました。二つで210円。仮に全く役に立たなかったとしても、悔しくない値段です。例の2wayスピーカに使われているウーファー一つ分の値段。100均恐るべし。

お気楽スピーカ二号

そのまま、付属のケーブルをぶった切ってつないでもいいのですが、味気ないし、芯はCOLDで、シールドはHOTという妙な接続も気に入らないので、赤黒のケーブルにつなぎ替えることに。このケーブルが、東急ハンズで買ったので、120円/m。50cmずつ使ったので、全部で330円。千石で買えば半額なのにちょっと悔しい。(電車賃がかかるから結果割高になりますが。)

見た目は、あの2wayよりもソレっぽいし、黒い筐体は、アンプのケースと同色で結構イイ感じ。

で、肝心の音は、一応、ちゃんとフルレンジ、というか聞こえるべき範囲は聞こえているようですが、上は20kHzとかまでちゃんと行っているかどうかは不明。妙に軽い感じがするのはケースのせいかもしれません。なんせスカスカだったもので。まぁ、とりあえず鳴ればいいと思って買ったので、初期の目標は十分に達成されました。

はまり道ずぶずぶ

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レジ袋入り

毒を食らわば それまで 皿まで……と、いうわけで、アンプを作りまくっていれば、行き着く先は、大体こんな所になってくるわけですよ。

先週の金曜日、ICアンプ二号機の部材調達で、秋葉原を強襲した際に、春日無線変成器に寄って、気づくと、こんな袋をぶら下げて帰りの電車に飛び乗っていましたよ oTL

もちろん、これは、トランスではありません。いえ、トランスも入っていますけれどね。エレキットよりも安く買える、真空管アンプキットの入門編、6AU8Aシングルアンプキットです。

シャーシの穴開け加工を自分ですれば、ケースの加工代が浮きますが、ケースの加工までやっている時間が取れるかどうか判らなかったので、時間を金で買いました。はい、ケースは穴開け加工済みのモノを買ってきました。道具はあるから、時間が取れる確信があれば、自分で加工した方が楽しいのでしょうけれどね。

キットの中身

お店で、展示されている 6AU8Aシングルアンプの完成品を指さして、「コレのケース加工済みのキットありますか?」と尋ねると、「あります。」と、ケース、真空管、トランス、その他部材、と、ばらばらと出てきて、トランス(電源用と出力用x2)は中身を、真空管は、その場で展示されているアンプに刺して動作確認をしてから、二つの紙袋に分包されて、レジ袋へ。

真空管の検査をしながら、「今、これに合う、プリアンプキットの試作中なんですよ。」と、店の隅にひっそりとたたずんでいる、小さな管が一本刺さったモノを見せてくれました。そうですか、そんなものまで。

シロートなワタシには、ナニがどう難しいのかすら判りませんが、試作に手間取っているらしく「発売には、もう少し時間がかかりますけれど。」とのことでした。是非そうしてください。矢継ぎ早に、散財している場合ではないので(^^;;

無残なヘタクソ空中配線

暢気に半田付けなんてやってられるのは週末と、夜間くらい。先週末は、先に、ICアンプ二号機を組上げてしまったので、こちらは後回しに。以後、夜な夜な、部品をちょっとずつ取り付け、ボリュームに予備配線を施し、配線を少しずつして……ようやく昨晩全ての配線が完了しました。

空中配線は、真空管モノのお約束のようですが、どうもうまくいかないのは、不器用だからに違いありません oTL

熱に弱そうなのは、ダイオードブリッジくらいなものですが、一応ケースがヒートシンク的になっていますし、ヒートストッパもつけてハンダしたのですが、ちょっとひやひやしました。やはり、昔ICやらトランジスタやらをいくつもあの世へと送り込んできた記憶が、半導体モノのハンダ付けへの恐怖となって根付いています。その他、ラグ板の足へ部品やらリード線やらをいくつも突っ込まないといけないので、これが一苦労です。一応ショートしそうな所には絶縁パイプを入れるようになっていますが、変なところがショートしないように、と慎重に組んでいったので、思いの外、時間がかかりました。

何しろ、電源は、AC100V、トランスにより、B電源には高圧もかかりますから、ショートでもしようモノなら、一発オシャカになりそうです。うっかりするとアンプだけじゃなくて自分も。何度も、配線と、特にコンデンサの極性やダイオードブリッジの配線などを確かめ、真空管ソケット周りに貼り付いている抵抗の値と接続を確かめ……ようやく、ヒューズを入れて、電源投入。

さて、A電源からヒータに6.3V来ているかどうか確かめてみるかと、ケースの表側からソケットにテスタ突き立てればいいのに、深夜の半分沈没しかかった頭で、裏側からやろうとして、変なところを短絡したようで、ヒューズが一撃昇天 oTL

予備のヒューズが入っていて良かった。気を取り直して、表側から、ヒータの電圧を確認し、部品から発煙や異常発熱、コンデンサの膨張などがないことを確認して、いよいよ真空管を突き立てます。たてたら今度は、スピーカ端子にテスターを突き立てて、12mV程度の電圧を確認。どうやら、スピーカを一撃破砕するようなこともなさそうです。

6AU8シングルアンプ完成

と、ここに至ってようやく、ケースをねじ止めし、ゴム足をつけて、完成。とりあえず、例によって、いつもの、なんちゃって 2wayをつないで、PCに接続。iTunesから、Billy JoelのPiano Manを選んで、ゆっくりボリュームを上げていきます。

最初、全然音が聞こえなくてどきっとしたのですが、iTunes側のボリュームがやたらと絞られていたのと、考えてみると、ICアンプに使っている10kΩとちがって、こっちは100kΩと、10倍のボリュームが使われているので、同じ感じで開けてたんじゃあ、音なんて出るわけはないのでした(^^;

iTunesのボリュームを普通のレベルにして、気を取り直して、ボリュームを開けていくと、おおっ、なっているなっている!!

とりあえず、昨晩は、この時点で二時になっていたので、そのまま、Piano Man、The Longest Time、Pressure、Stranger、Honesty、そして、Just the way you areくらいを聴きながら、工具やゴミを片付けて、寝ました。エージングにはもっともっと、時間がかかるでしょうけど、とりあえずの感想は、いわれるように、音が柔らかい感じがしました。LM386アンプや、NJM2073 BTLアンプも、PCからの直接出力に比べてかなりしっとりした感じがするのですが、これはさらに柔らかい感じです。かといって、高音がこもって眠い感じになっているとかそういうのではなく、ちゃんと上から下まで鳴っているような感じでした。なるほど、真空管アンプが今でも愛されている訳が分かるような気がしました。エージングが進めば、更に音が変わってくるという話ですから、そういう面でも真空管アンプ、面白いです。

とはいえ、財力の関係で、こっちは、簡単に二号機だのなんだのに手を出すことは出来ませんけれどね。当分は、これで楽しみたいと思います。とりあえず、飛ばしちゃったヒューズの予備を調達してこないと。> 125V 0.5A

半田

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やたらと、電子工作しまくっていると、半田の消費量が増えるわけで、ストックが心許なくなってきました。たしかダイソーにもあったような気がするので、と、ダイソーに行くと、半田ごては山ほど陳列されているのに、半田はなし oTL

それじゃあと、セリア生活館に行くと、ココもなし。まぁ、ここは半田ごてもおいてありませんでしたから、判らなくもないですけれど。

仕方がないので、駅近くのスーパーに寄ってみると、DIYコーナには半田も半田ごてもなし。グルーガンとグルースティックなんかは置いてあるのに。電化製品壊れたらどうするのさ?と、ぼやくと、一緒にいたちひろに、「今時、そんなのメーカで直してもらうんだよ。」といわれる始末。DIYしないのかよ。

別に、すぐ買わないとダメというわけではないのだけれど、折角だから(?)と、家の近所のスーパーにも寄ってみました。DIYコーナに行くと、やはり見あたらない。ダメ元で、と、DIYコーナの陳列を整理していた、若いお兄ちゃん(多分バイト)に、「済みません。半田置いてないですか?」と聞いたら、衝撃の返答がっ!!

すいません、半田ってなんですか?

なるほど、半田なんて扱っている店がないわけだよ。既に、中学校の技術科でも教えなくなっているのだろうか、まさか、半田を知らない男の子がいるとは思わなかった oTL

お気楽アンプ二号機

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ICアンプ一号機と二号機

すっかり、ちひろそっちのけになりつつある、電子工作。こんなにアンプばっかり作ってどうする?という疑念はあるモノの、とりあえず面白いので、やってしまうことに。

相変わらず、あの、なんちゃって2wayスピーカを使っているわけで、そっちを先にどうにかしろよという話もありますが、小さいし、思いの外、鳴るので、とりあえずは、これでしばらく行くつもりです。学研の真空管アンプキットについていたスピーカよりも格段に良く鳴ります。

写真手前はLM386x2の一号機。電源スイッチの他に、MUTE、BASS BOOSTの各スイッチとステレオヘッドフォンジャックがあります。

そして、奥のスピーカが乗っかっている、電源以外にはMUTEだけがついているシンプルな方が、この週末に作成した、二号機です。こっちは、NJM2073を二個使って、BTL(Bridged TransLess)ステレオアンプに仕立ててあります。BTLってどんなもんだろうと、思ったので、作ってみたとそんなわけです。

回路は、NJM2073のデータシートに書かれているBTL用の回路をほとんど引き写しで、生基板に例によって、PCBEで作ったパターンを貼り付けて、ポンチング、100均サインペンによるパターン手書き、エッチング、穴開け、フラックス塗布の順で作った基板に、部品を実装してあります。ケースは、前回と同じ、タカチのTB-4です。

NJM2073 BTLステレオアンプ

サクサクと、基板を作成し、ケースの穴開け、ケースマウントの部品取り付け、配線、であっという間に完成。BTL接続なので、出力にコンデンサを入れないでもいいので、部品点数が少ないのですかすか感が強いです。パターンひくのも楽だった。

さて、完成したので、簡単なチェックのあと、早速PCにつないで、iTunesから音を流してみることに。

ほんのちょっとボリューム開けただけなのに、思いの外大きな音が出て、ぎょっとして慌ててボリュームを絞る深夜二時。LM386の時と同じ感覚でやっちゃダメでした。何しろ、2073はステレオ動作時に比べて、BTL時には二倍近い出力が得られるとデータシートに書いてあります。それはLM386の即ち二倍にほぼ等しいですから。

で、調子よく聞いていると、なにやら、ボーカルが聞こえにくい。低音や高音は良く鳴っているように思うのに、ボーカル近辺だけがすっかり抜けている感じ。あれれ?何か、妙な接続して、ボーカルキャンセラみたいになっちゃった?と、中をチェックすると、電源のデカップリング用に入れてある電解コンデンサがやや膨らんで、熱くなっている!!

はい、やらかしました。電解コンデンサ、電源のデカップリング用なのに、思いっきり逆極性で接続してしまいました。ストックの中に、10V 470uFの電解コンデンサがあったので、これをしかるべき極性でつないでテスト。と、今度はちゃんと音が聞こえます。電源のノイズを抜くために入れたコンデンサが、悪さをするとは……電源ノイズが音に影響を与えることがよく判りました、トホホ。破裂しないで良かった(/_T)

当初、9Vの006Pで駆動していたのですが、代用で突っ込んだコンデンサが10V耐圧で、あまり余裕がないのと、ちょっとボリューム開けただけで、ガンガン鳴るので、電源は単三x4の6Vに急遽変更。ケースは余裕があったので全然問題なく電池ボックスを突っ込めました。

BTL接続なので、COLDラインを共有できない、というか、COLDラインは存在しないので、ヘッドフォンジャックはありません。トランス使ってやれば、ヘッドフォンにも出せますが、それは、後に気が向いたら考えてみます。

LM386に比べてパワーに余裕があるからか、低音まで良く鳴っているように感じます。ヘッドフォンが要らないなら、BTL接続ってのも悪くない、というか、この程度の回路でこれだけ鳴るなら、十分だよな、と思いました。とりあえず、ICアンプはこのくらいでイイかな……。

高音がない?!

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スピーカユニットも作っては見たモノの、オマケみたいなモノで、ほぼヘッドフォンアンプとして利用していた、LM386ステレオアンプですが、ふと、スピーカで聞いてみると、妙な違和感が……。いや、テストでAMラジオを繋いでいたときには全然気にならなかったのですが、PCに繋いで、iTunesから、音楽を流していると……あ、ピアノとか、高音の楽器がまるっと抜けている oTL

うっかりしていました。買ったスピーカは8Ω0.2Wで、フルレンジではなく、4kHzまでという、いかにもな、ウーファー野郎でした。とほほ。AMラジオに使うならまぁ、フルレンジと同じようなモンですが、まともなソースではダメダメです。流石210円。所詮はおまけだから、このままでもいいのですが、なんか妙に悔しくなってきまして、急遽、ツィータを追加することに!!

しかし、ケースは、百均のコレクションボックス。6cm×6cmの上面に、4cmほどの高さしかありません。上面にこのウーファーがマウントされている以上、残るは四つの側面と底面のみ。底面は面積的にも十分ですが、ソコにスピーカをマウントして、一体どこに音を出そうというのか?!

DAYTON ND16FA-6

となると、これにはまるような小さなユニットを持って来ないと、ケースから選定し直しになってしまいます。いや、すりゃいいんですけれど、それもなんだか、負けているような気もするので、あえて、このケースで行きたいと言うことで、ユニットをがさがさと、ググって探すと……ありましたよ。DAYTON AUDIO ND16NA-6という、6Ωで3.5kHz-27kHzというレンジ、外形φ32mmという、あつらえたようなユニットが。

ただ、扱っているところが非常に少ないので、通販するか、秋葉原へ行くかしか、入手ルートはなさそうです。どうせ、なんちゃってネットワーク回路も付けるつもりになってきているので、そっちの素子も調達しないといけないので、秋葉原へ行くことに。

幸い、今日は休みにしてあったので、時間はある。けれど、ま、子どもたちが学校へ行っている間に、行ってきてしまおうと、駅まで行くと、なんだか人であふれかえっている。横須賀線と京浜東北線が完全死亡状態で、とんでもないことになっていました oTL

これは、諦めて帰れ。ツィータなんて付けなくていい、という神のお告げかと思ったのですが、改札の所まで行くと、東海道線のホームへの階段規制の列が少し動いているじゃないですか。そんじゃ、と、するする流れに乗ったら、あっという間にホームに、そして、入線してきた東海道線にするりと乗れてしまいました。

そんなわけで、10:30にはアキバに。まずは、ツィータ本体をゲットするために、コイズミ無線本店へ。置いてありましたありました。通販では、ペアのみの販売となっていましたが、店頭ではばら売りもしていました。というかバラで1,140円。ウーファーの5倍以上の価格です oTL

それから、千石とマルツを回って330μHのコイルと、6.8μFのコンデンサを買いました。一応、クロスオーバ周波数が4kHz弱で6dB/octのネットワーク回路を構成するには、8Ωのウーファーと、6Ωのツィータとでは、こんな定数になるようです。ま、それぞれのレンジを考えると直結でもいいんじゃないかという気もしないではないんですけれど、気は心ですから。

この辺のパーツも、コイズミ無線で、本格オーディオ用のモノを持ってきてもよかったんですが、アンプ本体、そして作ろうとしているスピーカユニットを考えると、そこまで金をかける価値は皆無なので、定数と定格だけ見て、安い奴を買ってきました(^^;

2wayスピーカつきステレオアンプ

あとは、ケースに取り付け穴を開けて、ネットワーク回路を、細切れにしたユニバーサル基板に乗せて、スピーカへの配線をしてやれば完成。流石に、φ32mmもの大穴を開けられるドリルもリーマもないので、線を引いておいて、ヒートナイフでざっくり穴を開けて、ヤスリでセコセコと穴を広げました。少々がたがたですが、まぁ、スピーカがはまっているからよしとしましょう。

DAYTON ND20FB-4にすれば、外形は少し大きくなりますが、四隅にマウント用のネジがあるので、加工はぐっと楽だったと思われますが、若干値段が高い(1,470円)ことと、やはり、より小さいことを大事にしようと、ND16FA-6を選んできたので、この苦労は仕方のないところ。

早速、スピーカを繋いで、テスト用に、aikoのロージーを流すと……あれ、全然ピアノの音出てない……oTL

ツィータ死んでいる?それともネットワーク回路の計算間違った?……つーか、あれ、右のスピーカから全く音が出ていないんですけれど?!(ロージーは間奏部分でピアノが入るんですが、右チャンネルしか鳴らないんです。)

ヘッドフォンはちゃんと両方なる。そして、スピーカユニットを左右逆にしてやっても、左チャンネルからしか音が出ない。と、いうことは、スピーカーターミナルから、ヘッドフォンジャックまでの間に何かがある。

開腹して、スピーカの足を、直に、ヘッドフォンジャックの端子に繋いでやると、鳴る。ということは、ヘッドフォンジャックですか、犯人は。確かに、ジャックを抜いた状態で、接続しているべき、右チャンネルの回路が接続していない。

どうやら、ヘッドフォンジャックを刺しっぱなしにしている間に、抜いた状態で接点が接触しなくなっていた様子。東急ハンズで買った、やや割高な品なのに oTL

とりあえず、精密ドライバ突っ込んで、端子を少し起こしてやったら、直りました。気を取り直して、再度テストをすると、今度はちゃんと鳴りました(^^)/

ネットワーク回路は役に立っているのかいないのか判りませんが、妙に、3.7k-4kあたりが分厚すぎるようなこともないように思います。とりあえずは、これで完成ということにしましょうか。

LM386パワーアンプ一号

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完成図。青色LEDはまぶしすぎた。

ちひろと遊ぶ電子工作の第三弾として、LM386を使ったパワーアンプを作ろうと思いました。何しろ、作例豊富というか、よくある回路なので、ただ作っても面白くないと、オーディオ用の部品を使ったものと、並の部品のみで構成したものとを作って比べてやろうという企画にしました。

企画はそうなのですが、諸々あって、オーディオ用のパーツのみを使った奴が先にできあがりました。

今回はユニバーサル基板ではなく、生基板に手書きのパターンを描いて、エッチングしました。そして、ここに罠があったために、とりあえずひとつだけ先にロールアウトすることになったのです。とほ。

罠って何サ?罠って、裏と表ってことサ。一応、PCEBを使って、レイアウトは作成したんですよ、手書きとはいえ、ICも入っていますから、ポンチングにはそれなりの精度も必要ですからね。気分よく、レイアウトを作って、ポンチングして、パターン描いて、エッチングして、穴開けて……と、できあがったところで気づきました。裏表逆だよと oTL

一枚から二つ分作る エッチング済み基板

勿論、ICを表面実装というか裏面実装というかすれば、使えるんですけれど、なんとうか、やる気を激しくそがれたのが先週。やる気がよみがえった今週、再度、パターンを、今度はちゃんと裏面用に印刷して、ポンチングし、パターンを描いてエッチング。

今度は、ちゃんと、使える基板ができあがりました。ほっ。

実装済みアンプ あとは、一気呵成に……といっても、まぁ、いろんなコトの合間でやったので、三日ほどかかりましたけれど、とりあえず、感性です。スピーカは、8Ω0.2Aのものを、ダイソーのコレクションボックスに、穴あけして載せました。まぁ、ちょっとした用途にはこれで十分です。PCの横で、音楽奏でるくらいだったらかなりいけます。

肝心の音ですが、PCから直接ならすよりも、音がまろやかな感じがします。いいのかわるいのかは判りませんが、PCの方はかなり乾いた感じの音なんですが、こっちはしっとりという感じ。僕個人はこっちの方が好きです。

一応、MUTEとBASS BOOSTのスイッチもつけてみたんですが、BASS BOOSTは、音源にAMラジオをつないだ時に、音量を、半分くらいにあげたら、激しく発振してしまいました。PCからの音ではそんなことはないので、音源次第ということのようですが、スイッチつけておいてよかった(^^;;

ちひろに見せたら、かなりやる気になったようなので、普及品版を、次の週末あたりで作ってみることにしましょう、多分。そして聞き比べだ!!

少し遊んでみた

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サンプルのLEDの点滅間隔制御は、設定用のCGIが、静的なHTMLになっているため、設定されている値の如何に関わらず、常に’1’を表示していて面白くない。ので、設定値を読み込んで、設定ページのフォームに値を埋めるようにしてみた。

何のことはない。’/’ を text/html の index.htmlにしてあった部分を変えて、’/’も cgi で、index_func()とかを実行するという風に変えただけ。

あとは、生成された、main.cに、indexページを生成するコードを書けばいいだけ。尤も、main.cに書き込むとごちゃごちゃしすぎるから、sample_cgi.cの中に、本体を作って、main.cはそれを呼び出すだけにした。

設定値を書き込むのに、安易にsprintf()を使ったら、「制限サイズを超える」とリンカに怒られてしまった。横着しないで、一桁ずつ書き込むことに。

void CgiScriptIndex(T_HTTP_SERVER *http) 
{   
  static char page[512];   
  char *p;   
  strcpy(page, (char*)index_cgi1);   
  TMO tmo = LedTmo / 100;   
  unsigned long n;   
  unsigned int nz = 0;   
  p = &page[strlen(page)];   
  for (n = 1000000 ; n > 0 ; n /= 10) {   
    if (nz || tmo / n > 0) {   
      *p++ = '0' + (tmo / n);   
      tmo %= n;   
      nz = 1;   
    }   
  }
  strcpy(p, (char *)index_cgi2);
  HttpSendText(http, (char*)page, strlen(page) + 1);  
}

あまり、凝ったページは作れないし、とりあえず内容がないようだから、512byte以内ってコトにしたけれど、まぁ、こんなものだろうか?

とりあえず、当初の目標通り、最初のフォームに、設定値が出るようになったので、プチうれしい(^^)。

LED点滅間隔変更のその後

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uNet3/Compactコンフィグレータ

インターフェースの記事で使っている、μNet3/Compactのコンフィグレータと、実際にダウンロードできる体験版とで、細かな違いがあるのか、そのままやっても動かない部分があることが判明。

LEDの点滅間隔の設定がうまくいかなかったのも、この違いのためによるものだったようです。

HTTPサーバの設定において、LEDの点滅間隔を設定するのは ‘led.cgi’で、コレの設定をするわけです。μC3がファイルシステムを用意してくれていたりはしませんから、それは、プログラム中に静的に、パスなどの情報とともに書き込まれます。

この指定がまずかった。ダイアログで、ちゃんと、’/’からパスは指定しろ、という風に指示があるにもかかわらず、インターフェースの記事が、’/’なしで led.cgi を指定していたので、そのようにしたら、動かなかったと。つまり、現場の声に従えということで、’/led.cgi’と指定したら、あっさり全てきれいに動くようになりました。

LED点滅間隔設定変更完了

設定完了のページもちゃんと表示されて、もちろん、LEDの点滅速度も指定した通りに変わります。

たったこれだけの、たったこれだけの違いで、動いたり動かなかったりです。組み込み向けのシステムは、余計なコードやチェックを極力省く方向で軽量化なり高速化なりを計っているので、仕方ない部分でしょうけれど、ならば、コンフィグレータの側で、矛盾のあるURIを生成していないかどうか位のチェックと警告の出力はあってもいいんじゃないのかと、思いました。

体験版で、四の五のいってるんじゃねーよ、という向きもおありでしょうけれどもー(^^;;

インターフェースの付録のFR60マイコンボードで遊ぶためには、追加部品が必要なので、秋葉原まで、買い物に出かけました。すっかりメイド街になってしまった秋葉原だって、元をたどれば、電気街。今でも、けったいなパーツやら何やらはアキバで買うのが手っ取り早いし安いんです。

と、いうわけで、土曜日に、ちひろと二人で連れ立って秋葉原へ。物心ついてからこっち、秋葉原の電気街へ足を踏み入れるのは初めてのちひろ。物珍しそうに、あちこちを見ています。そんなちひろをつれて、秋月へゴー。大体そろいましたが、USB type Bのコネクタ、15pin RGBコネクタ、そして、3.3V動作の48MHz水晶発振器がありませんでした。まぁ、秋月だけで全部そろわないのはいつものことなので、慌てずに、千石へ。RGBはありましたが、USBコネクタなし。こんなものが売れているのはおそらくはインターフェースのせい?当然(?) 48MHzの水晶発振器もなし。ここから、コレを探す流浪の旅が始まりました。ラジオ会館やらガード下やら、もうあちこちのぞいたのですが、結論から言うと、48MHzとかそんなことではなくて、3.3V動作の水晶発振器は置いてない、ということです。どこの店も判で捺したように、「5V品しかない」

と、いうわけで、アキバへ行っても多分、ダメです。秋月だけあったっぽいですが、48MHzと書かれたソコは空っぽになっていましたので。結局、若松から通販しました。通販するなら全部まとめて買えばよかったですよ。

がっくり脱力して、ゲームショップなどを冷やかしながら、食べ損なった昼食をとるための場所を、探して秋葉原を彷徨います。もう、すっかり三時を回っていましたから、どこでも空いているでしょうとも。ちょうど、その日の朝、ズムサタで、インスタントラーメンが食べられるという、さくらの紹介をしていたので、とりあえず、そこにするかと。

さくら店内−変身アキバラーメンさくら店内−レジ・厨房

店内には、8〜10席程度のテーブルがあり、壁面にはびっしりと、日本各地のご当地ラーメンや、海外製品を含んだインスタントラーメンがずらりと陳列されています。写真のように「アキバ限定」やら、「さくらオリジナル」もあります。

これらを、ただ買って帰ってもいいのですが、ここの目玉は、なんといっても、追加250円を支払うと、その場で調理してもらって、食べることが出来る、これにつきると思います。調理も、ただ、パッケージの中身だけを調理するのではなく、チャーシューや、ほうれん草、ネギ、メンマなどをトッピングもしてくれるのです。追加料金での追加トッピングもあります。

さくら店内−厨房さくら店内

おなじみのラーメンから、見たことの無いようなものまで、様々なラーメンが並んでいて、そこらのラーメン専門店よりも、ずっと注文に悩みます。もっとも、値段は、スーパーなどよりは高めなので、狙うなら、ここらでは手に入らない、ご当地ラーメンか、オリジナルのものにすべきでしょう。スーパーで買えるものはスーパーで買って、自分で作ればいいのです。

そんなわけで、ボクは、さくらオリジナルの担々麺を選びました。200円と調理代+250円。というようなことを行っておいたのに、ちひろが選んだのは、よりにもよって、チキンラーメン oTL 自宅でやっても、調理の手間のかからないこと、この上ない製品です。「だって食べたかったから。」食べ物に関しては、冒険しない、食わず嫌い王、ちひろらしい選択です。

さくら−担々麺さくら−チキンラーメン

待つことしばし。厨房は、先の写真で判るように、普通の台所程度の広さで、二つ口のガスコンロがあるだけですので、調理は完全にシリアライズされています。ファーストイン・ファーストアウトの完全FIFO。たとえ、同席であっても、注文は順番に出てきます。麺のゆで時間、3〜5分程の時差で出てきます。

左が、担々麺で、右がチキンラーメン。担々麺は、ほうれん草、チャーシュー、メンマ、そしてネギという基本のトッピング。担々麺なのだから、ほうれん草の代わりにチンゲンサイ、チャーシューの代わりに挽肉だったら完璧だけど、そこまできめ細やかにやってられないよな……と、思っていたら、ちひろのチキンラーメンは、トッピングが卵とネギになっていました。多少の幅での調整はあるようです。

さくら−汁ご飯さくら−小ライス

普通のラーメン専門店のラーメンと違って、トッピングがあっても、インスタントラーメンのサイズなので、やや少なめ。昼ご飯抜きで、秋葉原の街を彷徨ったあとですから、少しもの足りません。「ああ、白いご飯があれば、完璧なのにな。」と、店内を見回すと、レジ脇に「ライス150円(小100円)」の貼り紙がっ!!

とりあえず、そんなにガツーンと無くてもイイカンジだったので、小100円を頼んだところ、結構な量が出てきたじゃありませんか。油断していました。ちひろも食べたいというので、二人で半分ずつ。ちょうどいい量でしたよ。150円の方を頼めば、相当なハラペコさんでも対応できそうな感じです。なかなかやります。

ラーメン専門店でははばかられるような、ラーメンのスープにどっぷりと、ご飯をつけて、混ぜ混ぜして頂く、汁ご飯。ああ、これでこその、インスタントラーメンですよ。完璧です。ただ、テレビで紹介されたりしたせいか、三時頃という半端な時間にも関わらず、結構混んでいました。カップル、ヲタ、ヲタ属性ガイジンなど、いれかわりたちかわりやってきていましたので、狭い店内、座席の確保はなかなか容易ではないかも知れません。が、機会があれば一度トライしてみる価値はあると思います。